アデレードについての情報


注意)アデレード日本人会では、皆様に役に立つ情報をできるだけ現在のものにアップデートするように心がけていますが、不正確な情報や、その他お気づきの点がございましたら代表メールアドレス(admin@jsa.asn.au)までご連絡ください。

  1. 祝日と主な行事
  2. 気候
  3. 電気・電圧
  4. 言葉
  5. 住宅
  6. 交通
  7. 通信・インターネット
  8. 時差
  9. 医療
  1. 治安
  2. 在留邦人
  3. 学校
  4. 本と文房具
  5. 衣類
  6. 家庭・台所用品
  7. 日本食材料
  8. 他の食材料
  9. 電気製品
  10. その他

1. 祝日と主な行事

編集中

2. 気候

夏 (12 ~ 2 月) は 40 度を越す日と極端に涼しい日があり、非常に乾燥している。冬 (7 ~ 8月) は平均日中気温 15 度と比較的暖かいが、日本の梅雨のようによく雨が降り陰鬱である。春秋は概ね過ごし易いが、年間を通じ天候が不安定なのでこまめな衣服調節が必要である。

3. 電気 電圧

220 ~ 240 ボルト。周波数 50 サイクル。コンセントは三つ又と、ハの字型の二又のものがある。日本国内用の電気製品を使用するためには、変圧器が必要である(ただし、ノートパソコンや充電器など、アダプターを使う機器は240Vに対応しているものも多い)。旅行用品店、空港内電器店等でプラグアダプターを購入する時は、オーストラリア用と指定する。

4. 水

水道水はそのまま飲むことができるが、濾過器で漉したり、スプリングウォーターを買って飲んでいる人が多い。

5. 言葉

厳密にはイギリス英語に近い英語で、米国語と発音や言い回しが異なる場合がある。スペルや文法はイギリス式で、アメリカ風に書くと注意される。皆がクロカダイルダンディのように話すわけではないが、州によって違う。

6. 住宅

一戸建てが多いが、二軒つづきのタウンハウスもある。家賃は、2ベッドルームで 週$150くらいから、3ベッドルームで 週$200くらいから。Fully Furnished と呼ばれる家具付きの家(冷蔵庫、洗濯機、T V などの電気製品も備わっている)は、1~2 年の短期滞在の人が借りるのに便利。

7. 交通

日本と同じ車両左側通行。バス、タクシー、トラム(市電)、電車の利用の便はよい。タクシーでに一人で乗る場合は助手席に座るのが普通。買い物や子供の学 校の送迎には、自家用車が便利である。車の値段は高いが、選ぶなら故障が少な く燃費のいい日本製の新車を勧める。三菱ランサーやトヨタカローラの新車が約 $20,000 である。$10,000 以下の中古車はかなり状態が悪く、高い修理代が必要となるだろう。近頃では日本と同様にガソリンの値段が高騰しているので、LPGガスで走るように車を改 造する人が増えている(政府の補助がでるので)。

尚、日本から個人輸入という形で車を持ち込むことは可能だが、手続きが非常に面倒であり時間もかかる。うまく行けば現地で買うよりもお得になるが十分に調べてから実行することをお勧めする。

1 年間は日本の免許を使ってそのまま運転できる。永住する場合には、入国して3ヶ月以内に南オーストラリア州の免許に切り替えなければならない。ただし、切 り替えに特に試験は必要はなく、日本の免許の翻訳を近くのモーターレジストレーションオフィスに持ち込んで申請すればOK。

8. 通信・インターネット

電話(市内通話 40 セント)、郵便共事情よし。最近はADSL、ADSL+、また無線LANによるブロードバンドが普及している。日本と違うのは、通信量に制限があり、月何メガバイトまで、などで月額費が決まる。

9. 時差

アデレードはCST=Central Standard Timeと呼ばれるタイムゾーンであり、3 月 ~ 10 月の日本との時差は 30 分。 例えば日本 9:00 am の時、アデレード 9:30 am、シドニーは10:00am。デイライトセービング(サマータイム)の期間中は 1 時間 30 分。 例えば日本 9:00 am の時、アデレード 10:30 am、シドニーは11:00am。サマータイムの開始は通常10月の最終日曜日からで終了は3月の最終日曜日である。

10. 医療

一時滞在ビザの外国人は、メディケア(公的医療保険)の適用外で加入できないため、現地の民間医療保険に加入するか、日本で海外旅行傷病保険に入ること。医療において日本との大きな違いは、かならず最初にGP=General Practitioner=一般開業医にかからなければならないことにある。専門医に見てもらう場合はGPの紹介が必要であり、場合によっては何週間も待 たされることがある。GPの「質」にムラがあり、良いGPにめぐり合うには、信頼できる人から紹介してもらうのが良いとされる。

11. 治安

治安は比較的よく凶悪犯罪の発生は少ない。しかし、子供だけの外出や女性の夜道の一人歩きはしないなどの用心は十分に必要である。泥棒、空き巣狙いの被害 が多く、高価な物を中心にごっそり持って行かれるので、こちらで家財保険に入った方がよい。また、車の中に高価なものを保管しておくのは非常に危険であ る。市営のパーキングに停めていても、ウィンドウを割られ、中のものを取られた被害は多数あり。居住地区によっては車両保険に盗難カバーも入れておくことが望ましい。

12. 在留邦人

南オーストラリア州に住む在留邦人の数は2203人、大半はアデレードに居住している (2010年10月現在)。アデレード日本人会は外務省に登録されている唯一の在外日系団体であり、会員数は法人会員5社、個人会員49人(2012年4月現在)。個人会員は永住者、企業駐在員、研究、留学、レストラン経営・勤務者などバラエテイに富んでいる。

13. 学校

アデレードには、他の州都に比較し在留邦人が少ないため全日制日本人学校はなく、 子女は月曜~金曜日は現地校(土、日は休校)に通い、土曜日は日本語補習授業校へ通うケースが多い。

現地校選びは、学区のある公立と私立いずれの場合も、校長とアポイントメントを取り慎重によく相談した上で決める。 ESL= English as a Second Languageクラスのような英語を母国語としない子供を受け入れる設備の整っている学校もあるが、転入前に、 語学学校(下記参照)に一年程通学し てある程度の英語力を習得するよう勧められることが多い。 また、こちらの公立の学校に行く場合、日本の学校の在学証明書、成績証明書は不要であるが、 私立 の場合必要なこともある(英文の用紙が海外子女教育財団にある)。 ただ一番大切なことは就学可能なビザを取得していることである。これは現地校だけでなく 補習校も同じである。 補習校は日本の法律ではなくすべてオーストラリアの法律の管轄下にあることを忘れないで欲しい。 尚ビザの申請にあたりオーストラリア で何をしたいかを正確に述べ取得する予定のビザは就学可能かどうか 確認すること。 入国してから変更するのは難しい場合が多い。

学年と年齢 の関係は、5歳の誕生日を迎えると次の学期から順番に小学校 の Reception Class に入学してゆくというシステムのため、非常に曖昧である。 一般に、日本の小学1年生は Year 1、中学1年生は Year 7に相当するようであるが、現地校校長の判断や生徒の英語力に応じ、学年を下げるなど流動的に調整される場合もある。 また日本と違い、現地校には入学式、始業式、終業式がないが全校集会はそのつど必要におおじて行われる。 卒業式はある。学期の初日から終わりの日まで、お弁当(サンドイッチやおむすびなどの簡 単に食べられる物)、 午前11頃のリセスタイムのおやつ(果物、チップスなど)、飲み物(ドリンクボトルに水かお茶を入れて持たせる)が必要である。 学校によってはキャンテイーン(食べ物飲み物などの売店)が充実しているところもある。

(財)海外子女教育振興財団について:

義務教育期の子供がいる場合は、出発前にこ こと連絡を取り、海外で使用する文部省支給教科書の入手手続き、 通信教育申し込み、教育相談などを行う。 入手した教科書は、補習校には予備がないので必ず持参すること。 それ以後の分は、在留届を出している補習校在学生徒には補習校から配布される。 教科書は、文部省から外務省、領事館を通じて補習校に送られてくるが、領事館は、在留届と補習校からの申請により (最終確認は2月初め、その後は補習校に申し出られ ても購入は難しい)その必要数を把握するので、 赴任後は速やかに在留届 を提出し、 特に教科書配布時期に赴任する方は補習校へも早めに連絡すること。 通信教育(1年分42,000円)は、殆どの子女が日本の教育レベル保持のために受けている。

  • ウェブサイト: http://www.joes.or.jp/
  • 東京本部 〒105-0002東京都港区愛宕1-3-4愛宕東洋ビル6階
    TEL: (03)4330-1341 / FAX: (03)4330-1355
  • 関西分室 〒530-0001大阪市北区梅田 1-3-1-200 大阪駅前第一ビル 2F
    TEL: (06)6344-4318 / FAX: (06)6344-4328

幼稚園:

4歳より入園できる(月~木曜の半日)。3歳児にはプレイスクール(プレイグループ)がある(通常は週に1~3度)。 最近では日本語のプレイグループもある。

小学校:

公立のPrimary School は、Reception Class(5才)から Year 7(中1相当 )まで。大きな公立小学校では、Junior Primary School (Reception Class 、Year 1、Year 2) と、Primary School (Year 3 ~ Year 7) に分かれている場合が多い。 また私立校は、 Reception Class からYear 12 (高3相当) までの、小中高一貫教育の場合が多い。 授業料は公立校が約$175/年 、私立校は$6,000/年 以上。

中、高等学校:

公立のHigh SchoolはYear 8(中 2相当 )から Year 12(高3相当)まで。

語学学校:

小学校

Gilles Street Primary School
91 Gilles Street, Adelaide, SA 5000
TEL: 08-8223-5184, 08-8223-6432
FAX: 08-8223-7114

中学校

Secondary Language school

Adelaide Secondary School of English

253 Torrens Road West Croydon

South Australia 5008

https://www.adsecenglish.sa.edu.au

+61 8 82263402

 

アデレード日本語補習授業校:

対象;日本での義務教育期(小学校、中学校)の児童、生徒と幼稚園年中と年長年齢の幼児

授業実施日;土曜日の9:30 am 12:20 pm 3時間授業 1学期10回の授業で、4学期制

指導教科;小学生・・・国語、算数

     中学生・・・国語、数学、社会

     幼稚園・・・補習校小学部に入るための準備の学習

コースや授業料等の詳細については、HPをご覧ください。http://www.jsa.asn.au/school/

所在地:

c/o Rose Park Primary School

54 Alexandra Avenue, Rose Park SA 5067

連絡先:

principal@adelaidehoshuko.com.au


14.本と文房具

書籍:

日本の書籍は、シドニーやメルボルンでは専門の書店があるので手に入るが、アデレードでは日本の書店がなくまず手に入らない。 両親、親戚、親しい友人らに日本から送ってもらうか、通信・ネット販売で購入する。 本の貸借をしたり、また補習校在学生徒とその両親、兄弟姉妹は補習校の図書(子供用の書籍が豊富)を借りることができる。 また、日本の書籍、新聞、雑誌を発送する下記のような会社もあるので利用されるとよい。

OCS (Australia) Pty Ltd P.O. Box 539, Mascot、NSW. 2020,
AUSTRALIA TEL: (02)9317 2083/ FAX: (02)9693 5805
OCS 海外新聞普及(株)の日本国内連絡先 TEL: (03)5476-8131/ FAX: (03)3453-9338

 

文具:

大抵の物は入手可能だが、日本製の方がはるかに質がよく豊富。現地小学校では、文具(あまり質のよくない鉛筆、色鉛筆、ペン、のり、マーカー、はさみ、ノートなど)が学校で支給され、他に絵の具なども必要な場合は大抵学校が用意している。また、補習校でも、原稿用紙、書道道具など補習校で使う場合は用意する(年1回補習校で書写大会があるので、自分専用の書道道具を持って来るのもよい)が、ノート類、特に低学年用の国語のノートは持って来た方がよい。他に、鉛筆削り、シャープペンシル、上質のけしゴムを持って来られることをお勧めする。

教材:

小学生の理科、社会は教えにくい科目なので子供向の雑誌を購読するのもよい。世界地理、日本地理の詳しい地図帳が一冊あると家中で重宝する。

ビデオ、カセットテープ:

海外でなつかしい日本の番組のビデオを見るのは嬉しいものである。大人向、子供向に、近親者に頼んで送ってもらおう。特に、低学年の子供は英語が上達するにつれて日本語があやしくなってくるので、日本語力保持の為にも重要である。 日本の歌のCDやカセットテープは慰められる。日本から持ってくるビデオはNTSC/PAL方式の違いに注意が必要。またDVDはリージョンコードが違うので見られない可能性がある。 尚、こちらのテレビでは 5:30am ~ 6:00am の間、日本で前夜放送された NHK ニュースを、また2 ~ 3 カ月に1回ぐらいの割合で日本映画(主に黒沢明、伊丹十三の作品など)を放送している。

音楽教材:

現地校によってはYear 3からリコーダーを始める場合があるが、日本ではドイツ式運指のリコーダーを使用しているのに対して、こちらではバロック式運指である(ファの運指が異なる)。 既に持っている物をこちらに持ってきて使用するのは全く差し支えない。低学年で来た場合、全く演奏できないと学年により帰国後に困ることがあるので配慮する。 また、日本の学校のようなハーモニカや、鍵盤ハーモニカの練習はない。

15. 衣類

オーストラリア製の衣類は日本人には全体に大く、サイズの合う物を探すのに苦労する場合もある。夏は、暑い日だけでなく突然肌寒い日もあるので、長袖トレーナー、薄手のセーターなども必要。 また、秋から冬にかけては雨の日が多いので、防水加工されたカジュアルなパーカーやコート類が重宝である。 一応オールシーズンの物を必要とする。

子供服:

1 ~ 2 年の滞在であれば、特に下着はサイズを考えて日本製を持って来た方がよい。たとえば、こちらの男児用ブリーフは色柄物のビキニ型で、白のスタンダード型がなく、子供が嫌がる場合がある。 また、幼稚園では自由な服装だが、小・中・高等学校では私立公立共に、ポロシャツ、トレーナー(ウィンドチーター)、Yシャツ、Tシャツ、ズボン、夏用ワンピース、冬用ジャンパースカート(ピナフォー)、セーター(ジャンパー)、ブレザージャッケット等の制服があるので、 私服は数多く必要としない。そのせいか、子供服専門店が少ない。尚、語学学校には一時的に在籍するだけなので、制服はない。小学校によってはドレスアップデーの日が年に1、2 度あり、各国の衣装を着たり物語の主人公の格好をすることがあるので、 浴衣、はっぴ、甚平など用意されるのもよい。

婦人服:

丈は長め、スカート、ズボンの股上は深い。セーター類は、ウールの国なので豊富。小柄の人は14 ~16 歳の子供用サイズが合うこともある。 プチサイズ(身長158cm以下の人向きで6号サイズから)売り場が、わずかながらデパート内にある。特に、下着(ブラジャー)のサイズが大きめなので、必要数持って来た方がよい。 オーストラリアのサイズは 6 号 から 24 号ぐらいまである。オーストラリアの 8 号 (X S)、 10 号 (S) 、12 号(M)、14~16 号 (L) は、それぞれ順番に日本の 9 号 (S) 、11号(M)、13 号 (L) に相当。

男性服:

婦人服同様、丈は長めで全体に大きい。特に体格の違いなのか、丈が合っていても、腕周りが太すぎてブカブカになることが多い。一般にはカジュアルな格好が多い。 職種によりスーツの必要な人は、こちらでの購入は合うサイズを見つけるのが難しいので、用意しておくこと。

パーティー着と和服:

オーストラリアでは、バーベキューパーティーに代表されるようなカジュアルなパーティーが多く、フォーマルなドレスを着る機会は殆どない。 着物は、外人を招待する時や、学校の日本紹介の折などに着ると非常に喜ばれるが、どうしても必要ではなく、浴衣も同様である。 もし持って来る場合は、ゾウリ、ゲタなどの小物も忘れずに。
※ 病院関係ではカクテルパーティを行う場合があるのでタキシード・着物が必要なこともある。詳しくは前任者に尋ねられるとよい。

スポーツウェア:

水着(婦人用のサイズが合いにくい)。子供用水着(学校指定の物はないので自由)。テニスウェア(無料のテニスコートが多い)。ゴルフウェア(ゴルフコースも多く料金が安い)。

靴:

一日の大半を靴をはいたまま過ごすお国柄のため、着脱し易い靴が少なく、夏のスナップ止めのサンダルは大人用、子供用共に売っていない。 長靴、ビーチサンダルは売っている。室内用のスリッパは少しあるが、日本製の物の方が使い易い。

帽子、傘:

夏の日差しは大変強く、学校によって指定の帽子があり、皮膚癌の問題から小学校では帽子をかぶらないと外で遊ばせてもらえないところもある。 現地の大人も子供も、多少の雨なら平気で傘もささずにいる為か、子供用の傘をあまり見かけない(学校に傘立を置いていないほどである)。 日本にあるような、超小型の折り畳み傘やビニール製携帯用レインコートは、天気の変わり易いアデレードで便利。

カバン:

オーストラリア人は学生の通学用だけでなく、ビジネス用にもリュックサックを使うことが多く、その種類は豊富。 また長期休暇を利用して旅行に頻繁に出かける人が多いせいか、スーツケース・トランク等は比較的安い価格で手に入る。

16. 家庭、台所用品

洋食器、ガラス製品:

送料や輸送中の破損を考えると、こちらで買った方がよい。ただし、日本のものに比べて全般的につくりが大きく重い。 これはナイフ、 フォークで食べる文化では、日本のように食事中に皿を持ち上げることがないために、重くて安定した食器が好まれるためと思われる。

和 食器:

急須、湯飲み、茶碗、丼碗、お碗、和皿、小皿、箸など。日本製の物を扱う店がアデレード市内に2,3あるが、値段が高く、品数も限られている。 箸置、重 箱、折敷、懐石盆などの 特に日本的な物は、外人を招いた時に喜ばれるが、洋食器の中からそれらしい物を工夫して代用することもできるので、個々の事情により用意されるとよい。

こちらで入手できる主な台所用品:

西洋包丁、まな板、フライパン、土鍋、中華鍋、小さな蒸し鍋、圧力鍋、無水鍋、ざる、巻きす(のり巻き用)、野菜スライサー、せいろ、卓上ガスコンロ、ガスボンベ、菜箸、ご飯しゃもじ、爪楊枝、割り箸、竹串

こちらで入手が困難な日本の台所用品:

出刃包丁、刺身包丁、厚焼き卵用の四角い焼き鍋、飯台、油こし缶、すり鉢、すりこ木、おろし金、野菜抜き型、茶筒、かき氷器

家具:

新品、中古品とも値段は安く、材質もよい物が多い。配達には時間がかかる。なお、こちらでは組立家具が一般的であるが、材料の木材が日本のように軽量化されていないため、組立てはかなりの肉体労働になる。

寝具:

こちらでベッド、マットレス、枕、掛けぶとん、シーツ、カバー等を購入するとよ い。来客用に、日本の布団を船便で持って来ている人もいる。

その他:

全般的にプラスティック製品の品質は悪い。子供の学校用にはランチとリセス(休憩時間)のおやつの両方を入れられる大きな弁当箱と水筒が必要となるが、 こちらのプラスティック製のものは柄も豊富ではなく、色合いも紫色やショッキングピンクなど、決して食欲をそそる色合いとは言いがたい。 ちなみにオー ストラリア人の昼食は非常に質素で、食パンにピーナツバターを塗っただけといったような弁当が当たり前である。

また、洗濯用ハンガー、小物干し(たこの足やソックス干し)はこちらにはない。雨の日に家の中に干す時に便利なので持って来てもよい。 子供が小さかった時の写真や、日本の紹介になる写真を持って来ると、現地校の宿題な どで役立つことがある。絵、人形、しき紙などは外人のプレゼントに喜ばれる。
※ 日本から持ってきたこれらの物は、帰国時にガレージセールで処分することができる。

17.日本食材料

オーストラリアには、中国人、韓国人、イタリア人、ギリシャ人など食文化の豊かな人々が多く移住しているため、予想以上の物が手に入る。大きなスーパーマーケットやシティのセントラルマーケット内にある日本食品店および多数のチャイニーズショップ、また郊外にもあるアジア系食料品店で、(品質・価格・種類は別として)日本食材の基本的なものはほとんど手に入ると言える。

18. 他の食料事情

魚:

あじ、いか、いわし、えび、かに、かれい、かわはぎ、きす、さけ、さより、さわら、しゃこ、白魚、たい、生たこ、ます、にじます、まぐろ、あさり、かき、帆立て貝、イクラ、かつお(時期による)、 さば(時期)、たち魚(時期)、まながつお(時期)、うに(非常に稀)などがこちらで手に入り、 "FRESH" と表示された新鮮な物は刺身で食べられる。

肉:

牛肉は安く、豚肉が同じくらいの値段。鶏肉、マトンも安い。すき焼、しゃぶしゃぶ用に、牛肉、豚肉の薄切をしてくれるお店もある。

野菜、果物、卵、乳製品:

新鮮で種類が豊富で安くておいしい。

レストラン:

アデレードは、オーストラリアの中で一人当たりのレストラン数が最も多い街である。 移民が多いので、それぞれ本格的な味の世界中の料理を、手頃な価格で楽しめる。

19. 電気製品 

電気製品をこちらで購入する場合、オーストラリア製はよく故障し修理に時間がかかるので、日本製がお勧め。 オーディオ、コンピューター、ワープロなどは、現在使用の物がコンパクトで使い易ければ持って来た方がよいだろう。 日本製をこちらで使うにはトランスが必要なので必ず持って来ること。また、日本で輸出用を買って来るとトランスなしに使うことができるが、 新品に対しては関税がかかるので注意。詳しくは、日本の電気店で尋ねるとよい。 尚、こちらでは、家具付きの家には冷蔵庫などの大きな電気製品がそろっているし、電気製品専門のレンタルショップもある。

テレビ、ビデオ、DVD:

日本は NTSC方式、オーストラリアはPAL方式という違いの為、通常日本のテレビではオーストラリアの放送を見られないし、オーストラリアのテレビでは日本のビデオを見ることができない。 日本のビデオを見る為にはNTSC方式にも対応したマルチ式テレビおよびビデオデッキが必要である(これらは日本でもオーストラリアでも入手できる)。DVDは、日本とオーストラリアでは地域コードが違うため、日本から持ってきたDVDをオーストラリアで購入したDVDプレーヤーでは見れないことがある。ただしマルチリージョン対応のDVDプレイヤーを購入すれば見れる。また、リージョンフリーのDVDであれば地域に関係なく見ることができる。

炊飯器:

日本製の物をチャイニーズショップで少しだけ売っている。マイコン付などの便利な物はない。

20.その他

おもちゃ:

折り紙、日本古来のおもちゃは、外人のプレゼントにもなる。また、サンリオ製品のような可愛い小物は、子供のお誕生会のプレゼントに非常に喜ばれる。

医薬品:

非常に乾燥した気候の為、皮膚はカサカサになり、かゆみを伴う肌あれを起こし易い。特にアトピーは悪化する子供が多く、充分な注意が必要。 また皮膚癌の問題から、サンスクリーンは必需品である。日頃、常備薬として使い慣れている風邪薬、胃腸薬、外傷薬、湿布薬、目薬、軟膏、クリームなどは持って来た方がよい。 氷枕、竹製の耳かき、細いベビー用綿棒、携帯用カイロ、のど荒れ解消用のスプレー、ミニティッシュなどは(あまり)こちらにない。

美容品:

日本から資生堂が出店しているが、日本と同様ではないようだ。美容院では(流行の違い、髪質髪量の違い、英語で説明する難しさなどから)自分の気に入るヘアースタイルにしてもらいにくい。

印鑑、ネームシール:

印鑑、朱肉は日本への書類で必要なことがある。子供のアルファベットのネームシールは、学校の持ち物などの名前入れに便利である。

レジャー、スポーツ、趣味:

水泳、テニス、ゴルフ、ダイビング、魚釣りなど楽しむ機会が多いので、勿論こちらでも入手できるが、使い慣れたラケットなどの道具を用意する。 人工スキー・スケート場がアデレードに、天然スキー場がビクトリア州にある。コンサート、ミュージカルは、日本に比べずっと安く気軽に楽しめる。 手芸、クラフト、絵画は盛んで、材料や道具が豊富にあり、教室も多い。茶道、生け花などの日本的なものを思いがけなく披露する機会もあり、大変喜ばれるので得意なものを用意されるとよい。